【図書館】なぜ、世界から戦争がなくならないのか?(池上彰)

<著者・出版社>

池上彰・SB新書(2016年6月15日)

<内容紹介>

国際紛争やテロなどを題材にしながら、ジャーナリストらしく具体的な事案を通して以下のように争いがなくならない理由を説明しています。

・「イスラム国」によるイスラム国家設立の実践に向けたテロ活動とそれを支える豊富な資金源

・アメリカやロシアの巨大軍需産業や民間軍事会社といった戦争ビジネス拡大のため(日本の防衛産業による武器輸出計画)

・アメリカの軍産複合体という癒着構造による広告代理店を利用した戦争への誘導(1990年湾岸戦争)

・国民を戦争へと煽り立てるメディアの存在

<書評>

争いの背景には権力者と経済界の癒着構造があり、彼らの政治的・経済的利益のためにメディアを利用して市民を扇動し、戦争が引き起こされるという構図が具体的に説明されています。こういった構図の存在を念頭に入れた上で普段メディアや権力者の言動に接することが争いを避ける上でとても重要だと思います。