浮き指が原因の足底筋膜炎をフォアフット走法で克服する

私は約2年前にジムでランニングを始めた際、
1カ月ほどで右足の裏の土踏まずのかかと側に激痛が走り、
整形外科で足底筋膜炎と診断されました。

足底筋膜炎は歩くだけで鋭い痛みがあり、
毎日の通勤でまったく歩かないわけにもいかないので、
けっきょく完治するまでに半年ほどかかりました。

もちろん、その間は走ったりもできません。

色々と原因を調べてみたところ、過去の長期間の自動車通勤の際、
アクセルペダルを踏むときに無意識に右足の親指が浮いていたことから、
自分の右足は見事な浮指になっていました。

そのせいで右足のアーチが潰れてしまっていたようです。

アーチが潰れた状態でヒールストライク走法で走っていたので、
かかとから着地するたびに足の縦の筋が伸びきって負荷がかかり、
足底筋膜炎になってしまったようです。

インターネットや本などで色々調べたところ、
足に負担のかからない走法としてフォアフット走法のことが載っていたので、
足底筋膜炎が治ったところでさっそく試してみました。

ところが、フォアフット走法を始めてまもなくして、
今度はふくらはぎに痛みが走るシンスプリントになってしまいました。

シンスプリントは初心者や走り方を変えたランナーによく起こるようで、
自分も例にもれず見事にかかってしまい、
これでまた数カ月走ることができなくなりました。

自分の場合右足のアーチが潰れていて、さらに親指が浮指になっていたので、
右足で着地した際に体重が内側にかかってしまい、
ふくらはぎに不自然な負荷がかかってしまっていたようです。

そこで色々とランニングフォームを工夫した結果、
以下のようなことを意識したフォアフット走法を試してみました。

●足の前側が着地したあと、続けてかかとも軽く着地するようにした。
●足の外側が開くがに股気味になっていたので、
 太ももを少し内側に閉じることで足先をまっすぐ前に向くようにした。
●アーチが崩れて足の裏の内側に体重がかからないようにするため、
 脚全体の外側(足の小指側から太ももの外側まで)を意識して走るようにした。

その結果、長距離・長時間を走っても足底筋膜炎やシンスプリントにならなくなりました。

もちろん、アーチが潰れた状態はすぐには治らないので、
少しずつ体をフォームに慣らしていく必要はありますが、
足底筋膜炎で悩んでいる人はぜひ試してみてください。


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