腹式呼吸と腹式発声の違い:腹式発声の習得方法
なんとか立って腹式呼吸ができるようになるため、風船を膨らませるなどしてトレーニングをしていましたが、その際疑問に思ったのが、お腹を使って息を吐くのと声を出すのは違うのでは?ということ。
試しに腹式呼吸で息を吐く感覚で声を出そうとしてみますが、ぜんぜんうまくいきません。
ただ息を吐くときは喉を閉じて喉の力も調整しながらお腹に力を入られるのですが、声を出すときは喉も開くので、お腹に力が入らず息を押し出せない感覚。
たとえ腹式呼吸ができるようになってもそれを発声につなげる腹式発声ができるようにならないと意味がない。ということでしばらく途方に暮れていました。
そんなときに偶然本屋さんで手に取ったのが「声を鍛える」という一冊の本。
この本に書いてあった、ベルトを締めて発声するという練習法が自分にはすごくしっくりきました。
ベルトをきつめに巻き、声を出すときにお腹に力が入って膨らむ感覚をベルトの抵抗で感じとり、ベルトを引きちぎるぐらいのつもりでお腹に力を入れて発声する。
皮のベルトだと装着位置がどうしても腰の方になってしまうのと、伸縮性がなくお腹の膨らみがブロックされ過ぎてしまうので、途中から伸縮性のある腰痛用の骨盤サポートベルトに変えました。
そうしてしばらくベルトを巻いてカラオケを歌う練習を続けたところ、いつの間にか腹式呼吸のインナーマッスルが鍛えられて、立った状態でも腹式呼吸ができるようになっていました。
同時に腹式発声もある程度できるようになったと思います。
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