声量がコントロールできない!

腹式発声がある程度できるようになり、大きな声を出せるようになって少し自信がついてきたころ、カラオケで試しにマイクを使って自分の歌声を確認してみました。

普段マイクなしで歌いなれた曲のイントロが始まり、Aメロを静かに歌い始めたところ、、

小さな声が出せない!

腹式発声ができて、声のコントロールが上達したはずなのに、どうして簡単なはずのAメロでいきなり歌えなくなるのか。

答えは一冊の本「もう一曲聴きたい!と言わせるヴォーカルテクニック」に書かれていたことを読んでわかりました。


それによると腹式発声でうまく歌うには、声と一緒にお腹から息も吐くことが必要。

声量に関係なく息を吐く量は常に一定にして、曲の流れに合わせて声と息のバランスを調整しないと良い声にはならない。

これでやっと自分の発声の問題点がわかりました。

私は声を出すときに一緒に息を吐くことができていないので、息が流れずに声が常にぱんぱんに張った状態。

腹式発声も力任せに発声していたので、声量=息の量となってしまい、腹式発声で声量を小さくコントロールできず、声も深みのないものになってしまっていました。

そのときに思い出したのがボイストレーニングで習ったリップロール。

唇を尖らせてブルブル震わせながら声を出すあれです。

あれを何度もやらされたとき、いったい何の役に立つのかと思っていたのですが、あれは腹式発声がある程度できるようになった人が、発声と同時に息を一定に流す訓練をするのに最適の練習だったんです。

それに気づいてから真面目にリップロールを練習に取り入れるようになりました。

あとはカラオケのとき、福山雅治さんのバラードのような、低音で静かに歌う曲を使って声と一緒に息を流しながら歌う練習をしています。


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